結婚式の最初の打ち合わせは、式の半年前~4か月前程度に行われることが多いです。意外と時間があると思って油断し、なにも準備をしないまま行くと、最初の打ち合わせから相談する内容と決めていく内容が多く、あっという間に終わってしまいます。
この結婚式までの準備期間中にケンカをしてしまったカップルはなんと約7割もいるようです。その原因は、結婚式準備への姿勢や役割の偏りです。
どうしても旦那さんは、仕事で忙しく奥さんのほうが役割が多くなってしまったり、旦那の結婚式への積極的ではない態度がきっかけで、奥さんがイライラしてしまうことが多くなります。
結婚式は、2人にとって一生の思い出に残る自分たちが主役として輝く晴れ舞台です。だからこそ、その準備期間にイライラしたり、ケンカをすることで嫌な気持ちになってしまうのはもったいないです。
かくいう私(パンダ先輩)も結婚式への関心の薄さと準備不足がきっかけで奥さんに何度も叱られました。同じ思いをこれから結婚を迎え、新たに旦那さんとしての生活をスタートするあなたに味わってもらいたくないと思い、この記事を書いています。事前の準備がいかに大事かを、私はこの準備期間に学びました。
入念な準備をして、これからの夫婦生活を円滑にし、そしてあなたが奥さんに一目置かれる頼れる旦那さんになっていきましょう。
そこで今回は、最初の結婚式の打ち合せ前に準備しておくべきこと5選を紹介していきます。
この記事を読めば、大変な結婚式の準備期間をケンカもせずにスムーズにこなし、奥さんからも一目置かれる頼れる旦那になれるでしょう。
時間がない人のために!
この記事の要点をまとめると
・招待ゲストを親族・職場・友達に分けてリストアップをしよう
・結婚式の予算とどこにお金をかけるのかを話し合っておこう
・衣装選びは打ち合わせ前に進めておこう
・前撮りはするのかどうかを話し合っておこう
・打ち合わせで聞きたいことをメモしておこう
招待するゲストをリストアップする
結婚式は、自分たちの晴れ舞台でもありますが、これまでお世話になった人達への感謝をこめておもてなしをするという目的もあります。今後も関わっていくゲストの皆さんを呼びたいなと思っていても式場の収容人数にも限りがあります。
ぼんやりあの人も呼びたいし、あの人は呼ばないとなぁと考えていても詳しい人数は見えてきません。奥さんとの人数をそろえていく必要もあるでしょうし、お互いに招待したいゲストをリストアップして最終的にだれを呼ぶのかについて相談していくことが大事です。
親族・職場・友達に分けて呼びたい人を決める
いざ、リストアップしようと思ってもどうやって書いたらいいのかわからないという方も多いはずです。そんなときは、3つのタイプに分けていくことをオススメします。3つのタイプとは、親族・職場・友達です。まずはなにも考えずに呼びたい人をすべて書き出してみましょう。
書き出した後は、挙式披露宴に呼びたい人なのか、2次会だけでもいい人なのか、それとも呼ばずに結婚の報告だけする人なのかを仕分けしていきます。
挙式披露宴は、70~80名程度が一般的です。そこから旦那さんだけの目安の人数を割り出していくと、親族10名、職場6名、友人20名(合計36名)程度が挙式披露宴に呼べる人数です。席卓の人数(3名~8名程度)なども頭に入れながら、どのゲストを呼ぶのか考えてみてください。
ちょっと待て!親への確認はとったか!?
今、あなたは
とか思っていませんか?親族をどこまで呼ぶのかを決めたときに親御さんへの確認はとりましたか?やってない!?それはいけません!!
親族に関しては、自分たちだけの意向ではなく、親御さんの意向も含まれてきます。自分たちの結婚式なんだから自分たちに選ばせてよと思うかもしれませんが、結婚とは、お互いの親族も含めて1つの家族となるものです。親御さんとしても我が子の晴れ舞台を多くの親族に見てもらいたいという気持ちもあるでしょう。
すべて親御さんの意向にそわないといけないということはありませんが、確認をとり、自分たちの意向を伝え、親御さんとも協力しながら結婚式をつくりあげていくことが今後の長い家族生活の中でも大切になっていきます。
自分だけで決めるな!奥さんの確認をとったか?
自分のゲスト選びが終わって終了ではありません。その決定に奥さんは納得してますか?
えっ!?確認をとってない?いけませんね。ケンカの火種を作ってしまいますよ。
結婚式のゲストの人数は、両家のバランスが重要です。あなたに呼びたい人がいるように奥さんにもお世話になった呼びたい人がいます。自分自身のリストアップが終わったら最後は、奥さんと相談の上、最終的にだれを呼ぶのかということを慎重に相談して決めていきましょう。
結婚式の予算を決めておく
結婚式はとにかくお金がかかるものというイメージをあなたももっていると思います。実際、結婚式にかかる費用は、70名~80名の規模の結婚式で平均400万円です。
あなたはそう思うかもしれませんが、実際にご祝儀としてもらえる額の平均は、240万円ほどなので実質の負担額は、160万円ほどです。結婚式がゴールではありません。
これから例えば家を建てたり、子育てをしていくうえでもなにかとお金はかかります。そしてそのお金に関する価値観は、夫婦で一緒かといわれるとそうではありません。
この意見のすり合わせは、とても大事です。慎重に奥さんと話し合いましょう。
ゆずれない戦いがそこにはある。予算会議は絶対に必要!!
限られた予算の中でどうしてもゆずれない部分がお互いにあると思います。奥さんは、このドレスを着たい!こんな演出をしたい!ブーケにはこのお花を使いたい!など、こだわりのポイントがいくつかあると思います。
あなたとしても職場の先輩や友達に楽しんでもらいたいという気持ちから料理は、おいしいものを食べてもらいたい!ドリンクも美味しいお酒をたくさん飲んでもらいたい!というゆずれないポイントがあるはずです。
大事なのは自分のお金をかけたいポイントをしっかりと共有すること!事前に奥さんと相談しておくと打ち合わせのときにもめることが限りなくなくなることでしょう。
なんでも業者を頼むな!手作りでグッと予算を抑える
今では、多くの新郎新婦がペーパーアイテムやウェルカムボードなどを手作りで作っています。
また、動画編集などもパソコンやスマホで手軽にできるようになってきたため、オープニングムービーやエンディングムービーも自作するという方も増えてきています。実際に業者に頼むとエンディングムービーは、なんと15万~17万もします。
結構な額がしますが、当日のようすを最後にダイジェストとして流すのは参列してくださる方々にとっても素敵な体験になります。どこにお金をかけるのかは考えていく必要があります。
金額は手作りで行うことにより、ぐっと抑えることもできます。例えば、招待状だと、式場に頼むと1枚500円ほどですが、自分たちで作ると1枚200円ほどになります。これが80人呼ぶとなると合計金額の差は、24,000円にもなります。ただ、手間と時間がかかるので仕事で忙しいという方は頼むという選択肢も考慮にいれてみてはどうでしょうか。
これはクオリティを高めたいから自分たちではなくプロに任せたい!という部分もあるでしょう。こっちは手作りでやるけど、これはプロにお任せしようという部分も事前に奥さんと話しておくと打ち合わせのときにスムーズに話ができることでしょう。
衣装選びを進めておこう
結婚式の最初の打ち合わせで相談されることのなかに
ドレスショップ・お花屋さん・美容会社(ヘアメイク)・カメラ会社・ビデオ会社・司会
を決めていきます。
すべて結婚式場との提携店がありますが、自分の好みのお店があれば、そのお店に頼むこともできます。
ただし、自分で選んで提携以外のお店に頼むと持ち込み料などがかかる場合があるので、結婚式場に確認を取る必要があります。
これらのショップの中で一番早めに決めておくべきなのが、ドレスショップです。
衣装選びにはとても時間がかかりますし、お気に入りの衣装を見つけてもその衣装が、他の方の予約が先に入っていたら使用することができなくなってしまいます。
早い段階から衣装は探していくことをオススメします。式場を決めたらすぐに衣装選びは進めていきましょう。
もたもたしてると手遅れに!予約はすぐにとれ!!
衣装の試着回数は、結婚式の当日までに2~3回というのが一般的です。そして、1回目の試着は「挙式の1年前~半年前」が目安です。
ドレスショップによっては、土日祝日は、予約が埋まってしまっている可能性があるので、早めに予約を入れておきましょう。私も式場が決まってすぐに式場に連絡を入れましたが、土日祝日の予約はなかなかとれず、とれたのは1か月先の予約でした。
人気のドレスやタキシードはすぐに仮押さえされてしまうので早めの予約を取って衣装選びをしていきましょう。
ドレスショップに行くときは親を呼べ!!
衣装選びで大事なのは、あなたがどんな袴を着たり、タキシードを着るのではなく、どれだけ奥さんへの配慮ができているかです。
奥さんは、あなたの衣装がどんな衣装になるのかというのは二の次で、まずは自分の衣装と会場の雰囲気をどうしていきたいのかを考えます。それが決まった後であなたの衣装です。
あなたの衣装は、奥さんのドレスの引き立て役であり、会場の雰囲気に合わせる必要があります。自分自身の好みは残しつつ、奥さんへの配慮をしていきましょう。
また、奥さんへの配慮として、私自身の経験談から言わせてもらうと親御さんにも一度、衣装選びに立ち会ってもらうことをオススメします。
これは先輩夫婦からも聞いた話なのですが、結婚式のあとで
と親御さんや親戚に言われて嫌な思いをしたという話を聞きました。なので、結婚式の前の衣装選びに立ち会ってもらい、衣装への意見をいただくといいかと思います。
実は、結婚式の準備で親ともめたという新郎新婦も多いんです。
奥さんへの配慮として、
と一言伝えていくのが、できる旦那のたしなみではないでしょうか。
前撮りはするかどうかを決めておこう
「前撮り」とは、結婚式より前の別の日に和装や洋装で新郎新婦が記念写真を撮影することです。「別撮り」ともいい、結婚式当日にウエディングドレスなどの洋装を選択したら前撮りでは和装を、挙式当日が和装なら前撮りでは洋装を選択するという方も多いです。
最近は、私服や思い出の衣装で撮る方も増えてきています。結婚式当日は緊張してしまい、写真撮影で良い表情をつくれないカップルも多いことから、前撮りでリラックスした雰囲気の写真を事前に残しておけることはメリットです。
「前撮り」の写真は、式当日のウェルカムスペースに使用したり、オープニングムービーなどにも使用することもできるため、結婚式を行うカップルの約6割程度が撮っています。
前撮りの費用ってどれくらいかかるの?
「前撮り」をするといっても気になるのは費用の話ですよね。前撮りには「スタジオ撮影」と「ロケーション撮影」の2種類があり、その費用は、両方とも平均18万円ほどです。
カット数が増えたり、ロケーションや衣装にこだわりをもって行ったりするととその費用は50万円以上にもなることもあります。
逆に衣装は自分たちでそろえたり、カメラマンさんを知り合いの人に頼んだりすることで5万円ほどでも撮ることもできます。もし、「前撮り」を行う場合は、結婚式にかけられる予算の範囲内で奥さんと相談して決めてみてください。
最高にきれいな瞬間を残すのが旦那の役目!
そもそも「前撮り」って必要なの?って思うのは旦那であるあなた側の意見です。奥さんは今後も結婚式の話を友達とします。そのときにどんな写真を撮ったのか?どんな準備をしているのか?を報告したいのです!
「前撮り」もその1つ!自分の最高にきれいな瞬間を友達に見せたい!!そしてそれは自分1人ではなく、旦那さんと楽しい雰囲気の写真を一生残しておきたい!と思うのが女性心です。
あなたは男性として、その女性心を読み取り、あなたのほうから
と声をかけてあげましょう。どこに写真を頼めばいいのか迷ったらプランナーさんに相談してみましょう。
結婚式場で提携しているカメラ会社さんも「前撮り」を行ってくれます。当日もそのカメラ会社さんを使用される場合は「前撮り」のときと同じ人が当日も写真を撮ってくれることもあります。
一度面識のある方のほうが当日も安心できるので、もし「前撮り」を考えている場合は、プランナーさんに相談してみるとカメラ会社さんとつないでくれることでしょう。
カメラ会社によっては、スタジオ撮影が得意だったり、ロケーション撮影が得意だったりとそれぞれの会社によって特徴があるので、2人の希望があれば最初の打ち合わせで聞いてみるといいでしょう。
経験豊富なプランナーさんだからこそ2人に合った提案をしてくれると思いますよ。
打ち合わせのときに聞くことをリストアップみよう
いよいよ打ち合わせが近づいてきたときに奥さんと必ずやったほうがいいのが、打ち合わせの聞くことリストを作ることです。お互いに初めての結婚式でまだまだ先のことが見えてきません。
最初の打ち合わせで、初めて結婚式の具体的な内容を考えたというカップルも少なくはないです。
当日は、プランナーさんからも多くの説明を受けたり、結婚式のコンセプトを決めたりと気づいたら時間がたっていて、色々と聞きたいことがあったのに聞けなかったということにもなります。本当にこの打ち合わせって初めてのことばかりで疲れてしまいます。
だからこそ、事前準備が大事です。気になることを2人でリストアップしてから打ち合わせに挑みましょう。
結婚式の打ち合わせは、仕事の打ち合わせだと思え!
肝心の打ち合わせで聞いておきたいことを聞くことを忘れてしまった!!という先輩夫婦も多いです。私も事前にリストアップしてもまだ抜けているところもあり、あれも聞いておけばよかったと思ったこともいくつかあります。
結婚式の打ち合わせは気を抜いているとあれよあれよと進んでしまい、疲れもあって思考力も落ちていく・・・
。なんでもいいよいいよではいい結婚式は作れません。これは仕事の打ち合わせだと思って挑みましょう!
打ち合わせの前に聞いておきたいことは奥さんと2人で話し合って、それをメモして打ち合わせの当日にもっていくと聞き忘れは防ぐことができると思います。
最近だとコロナ関係の対策をどのように式場が行っているのかについて説明はしてもらえるとは思いますが、食事の際のマスクはどうすればいいのかとかデザートビュッフェはできるのかとか余興もどの程度できるのかとか疑問に思うポイントはいくつかあると思います。
私も実際に聞いてみて参考になったのは、このコロナ関係のこととオンライン参加についてでした。
コロナ関係のことは、会場の収容人数や余興やイベント事について、オンライン参加については参加可能人数とその費用について聞くことができてよかったです。ちなみに私の式場では、オンライン参加の費用は12万円でした。
また、質問をしていくことで招待状の出し方などやオンラインでご祝儀を受け取る方法など自分たちが知らないような情報も教えてもらえたのが奥さんも喜んでいたポイントです。
2人にとっての初めての結婚式はなにもかもが新鮮でわからないことだらけだと思います。こんなこと聞いてもいいの?っていう些細なことでもどんどん質問していきましょう!プランナーさんはとても親切に答えてくれますよ。
参考までに打ち合わせで聞くことリストを作成しましたので、もしよろしければご利用ください。
以下のボタンをクリックすればダウンロードすることができます。
まとめ
いかがでしたか。今回は、結婚式の打ち合わせ前に準備しておくべきこと5選についてご紹介しました。
今回の要点をまとめると・・・
・招待ゲストを親族・職場・友達に分けてリストアップをしよう
・結婚式の予算とどこにお金をかけるのかを話し合っておこう
・衣装選びは打ち合わせ前に進めておこう
・前撮りはするのかどうかを話し合っておこう
・打ち合わせで聞きたいことをメモしておこう
式場との打ち合わせがはじまるといよいよ結婚式がせまってきたなという実感が生まれるとともに焦りや不安もでてきます。打ち合わせ後というのは、やることがどんどん増えてきて、忙しくなってきます。
なので、この打ち合わせ前に準備できることは準備しておくと打ち合わせ後も焦ることも不安に思うことも減っていくことでしょう。そして、奥さんとのケンカもなくなり、夫婦円満に結婚式をむかえることができるようになります。この記事を参考に、奥さんと一緒に2人らしい素敵な結婚式への準備を進めてください。